2012年05月15日

「バビロン 天使の詩」 岩崎達哉(日本映画大学1年)

iwasaki

コラムを書き進める前に、ひとつ言っておきたい。
私は、この記事の上部に表示されている写真からは想像も出来ない程暗い人間だ。
この写真だって笑ってこそいるが、その裏には巨大な闇が隠れている。
この直前に行っていたバスケットボールで腕時計を盛大に破壊し、内心凹んでいる
ことを億尾にも出さず教務前で友達と駄弁っていた所を得体の知れない教職員の
方に捕まり、その口車に乗せられ 雨の降る中引き攣った笑顔をフィルムに
焼き付けられている。
そんな笑顔。作り笑いもいいところである。

さて、少し自己紹介をすることにする。
私は24年度入学の本学二期生だ。
好きな食べ物はカレーとラーメンだ。
好きな女優は夏帆だ。かわいい。ただひたすらに。
こんなことを学校公式のコラムページに書ける日が来るとは。
そろそろ海賊王になれるかもしれない。
好きな音楽はthe pillows、ブルーハーツ。もっといえばブルーハーツのギタリスト、
マーシーこと真島昌利。

映画大生らしく、映画の話もした方がいいのかもしれない。
それもなくこのまま原稿を提出したら、教務による検閲により墨塗り教科書ならぬ
墨塗りコラムを全世界に発信してしまう気がする。
好きな映画は黒澤明の『七人の侍』、シドニールメットの『十二人の怒れる男』等。
名作と呼ばれるような作品しか見ていないからこういうラインアップになる訳だ。
一方、映画に比べて小説はメジャーからマイナーまで良く読む。(映画大生として
ふさわしいかはわからないが)
好きな作家は伊坂幸太郎、伊藤計劃、星新一など。
まあ、こんな自己紹介しても友達は増えないのだけど。増えるのはホクロの数だけ。
あ、大学自体は楽しいことを補足しておく。
友達を作ること=強いみたいな思考を持っているものが多すぎるのだ。

中身が無い話になってしまった。
実は、先日このコラムを書いた櫛田は私の友人で、私は彼の記事を公開前
(もっと言えば下書きの時点)から馬鹿にしていた。

「これからが狂い咲きサンダーロードってなんだよ」

「「「「「中身ないよ」」」」」

今ここに、櫛田と同列だと証明完了してしまった。
無念、我が青春に悔いなし。
締め方まで同列になってしまった。

(日本映画大学映画学部2期生)


2012年05月08日

「通報されるくらいに」櫛田有耶(日本映画大学1年)

kusida

おはようございます。
櫛田有耶という人間です。
内田裕也と同じアクセントと覚えといて下さい。
ロックンロール!
ちなみに、上の写真とはイメージが変わりますのでご注意お願いします。
拙い文ですが、ぜひともお付き合い下さいませ。

早速、人間総合研究にぶち当たっております。
ファミレスで朝を迎えたこともあり…
けれど、眠たい朝でも清々しく気持ちいいもんですね。
ただ、ドリンクの飲み過ぎでお腹を壊してしまうので
これからはホットも飲もうと思いました。

しかし、この大学は面白い人がいますね。
ってか、小田急の電車には美人さんたくさんいますよね。
(人が多いというのもありますが…)
もう、小田急最高!
毎日、鼻の下が伸びまくりです…

痴漢ダメ、ゼッタイ。

話変わりますけど、
この大学に入ったんですから、高い学費払ってんですから、
ぶっ飛ばさなきゃ意味ないですよね。
もう、通報されるくらいに。

だからって、本当に通報しないでね。笑

これからが、狂い咲きサンダーロードだ!

(日本映画大学 映画学部 2期生)

2012年05月01日

「一体、なんで映画なんかやろうとするのかな」李鎮雨(日本映画学校24期 佐藤忠男賞受賞)

李鎮雨

24期卒業映画を監督しました。
ふと振り返ってみると、映画を作る中で喜びを覚えた記憶は滅多にない。
企画から仕上げまで僕の心の中を占領してしていたのは焦りと恐怖、怒り、
暫くの安堵、そして、続く絶望。
「一体、なんで映画なんかやろうとするのかな」
映画ほど効率が悪い仕事もない。

自害行為に近く苦しみながら脳みそを絞っても思い出さなかったことはなぜ
撮影が終わった直後にぽんと意識に思い浮かぶのか本当にわけが解らない。
良いアイディアが必要な瞬間に間に合わないことは限りなく悔しい。
「こう脚本書いたらよかったなに、こいう演出がほしかったのに…」
しかし、苛酷な心身の試練に点綴されていた中、まれまれエクスタシー並みの
深い悦楽を味わった瞬間もなくはない。

まず、脚本の時。
‘眩しく光を明かし、くねくね曲がった坂道を登るバス。
残された祖母はぼっとした顔で姿を消していくバスを見守っているしかない。
会ってから間もなくの間なのに
「いいな、いいな」と呟きながら、一人でこそこそ笑いながら脚本を書いていた
その瞬間。

苦しい現場の空気で現場の進み具合、俳優さん達の的確な芝居、僕の演出方向が
一致した稀な瞬間。
顔に出さなかったけど、感激で胸が一杯だったのを覚えている。
何よりも、上映会が終わった後、出演して下さった俳優さんたちからのお言葉。

「よかったよ、またなんかやりましょう」
「なんかやる時は呼んでね」
「激安で出るから。あは!」

「俺がやって行こうとする映画という長いのり道に快く乗ってくれるんだ。映画、
続いてやって行っても大丈夫なのかな」

こうしてまれまれの圧倒的な悦楽は、長くも厳しい試練だった映画製作への気持ちを
まんまと欺き、僕を再び映画の道に導く。

※ 佐藤忠男賞:卒業制作作品に対し最も評価されたものに送られる賞

(日本映画学校映像科24期生)

2012年04月24日

「ごあいさつ」 若木康輔(ライター)

わかきこうすけ

某出版社が出す書店売りビデオ・シリーズのリサーチや台本を任されるようになり、
さすがにそろそろライターを名乗っても大丈夫かなと思えたのは、1996年だった。
学校(脚本ゼミ)を卒業したのは90年の春だから、なんと歩みの遅いことよ。
その間、青空をゆっくり見上げた記憶はほとんどない。
ただ、そうなるとまた次の不安が生まれる。

前述のビデオの編集中、全体を取り仕切るAさんにスタジオのコーヒーを
出しついでに、おそるおそる聞いてみた。
「あのう。物書きを続ける人と、途中でやめちゃう人の違いは、なんで(しょう)」
「(被せて)そりゃオマエ、コケの一念だよ」
大部数の週刊誌・雑誌の編集者として活躍してきたAさんの明快すぎる即答に、
栄養失調気味のいたいけな若者は立ち竦んだ。
……つ、つまんない答え! そういうメンタル任せのアドバイスはかえって迷惑
なんだよなあ。

岡村孝子か。「あなたの夢をあきらめないで」ってか。
もっとさ、マニュアル的とまで言いたかないけど、なんかこう具体的かつ実践的
なのは無いンスか。
いやだから、「的」じゃなくて、マニュアルそのものが欲しいの!
もちろん口に出せるわけのない内心が、露骨に顔に出ちゃったのだろう。

「ウン、そうだなあ」と、Aさんは改めて考えなおしてくれた。
待つこと約3分。
「あ、ダメだ。どう考えても結局はコケの一念。それしかないよ、若木くん」

卒業したばかりの若いみなさんに、新百合OBの古参としてなにか言えることが
あるとしたら、このやりとりに尽きるかなあという気がします。
人並み以上に汗をかいてきたはずなのにホンペンのクレジットに名前が出た回数
ゼロとか、ルサンチマン話は売るほどあるのですが。
齢四十を過ぎれば、まあ、細々とでもしがみついてこられた。
それだけで充分に有り難いことかも、と感謝する気持ちのほうがまさりつつあります。

今春から、ドキュメンタリーカルチャーマガジン「neoneo」のリニューア
ル・スタートに微力ながら関わっています。
写真は事務所での打ち合わせ時のもの。
映像科17期生の大澤一生さんが中心メンバーのひとりで、いろいろ教えて
もらっています。
しかし、なぜか努力するほど脚本家から遠ざかる20余年の暗夜行路の果てに、
よりによってドキュメンタリーかよオイ。
自分の人生方向音痴ぶりがフシギでなりません。
ただ、1年の授業で小川・土本を初めて見た時の興奮とはキレイにつながって
いるのだから、これもまあ、いいのかと。
当初はドキュメンタリーについてつらつら語りながら自然と告知に持っていく、
いかにもスティルスマーケットな原稿にするつもりでしたが、日本映画学校を
相手にそういう小細工はムダだと気付きました。

「neoneo」、オープンしたばかりのウェブサイトをご覧ください。
あとは、しのごの申しません。まずはお見知りおきを。

http://webneo.org/

(日本映画学校 映像科2期生)

2012年04月17日

「みんな同じ階の違う扉に帰っていく」有田大介(日本映画大学2年 )

有田

好きな映画作品、好きな授業、自慢したいこと、最近ハマッていること、
入学したいきさつ、学校の雰囲気、近況、後輩の高校生へのメッセージなど自由。

これ、コラムを書く上での連絡事項に明記されているんですけど、
文章から発せられるものが清くて初々しい感じがして汚れちまった悲しみにな僕には
まぶしいですよ。心のサングラス掛けないと無理です。

自分が考えた一番怖い拷問はこれだ!!〜精神編・肉体編〜とか書いたら趣旨と
ズレてしまうんですかね?これを通して誰に聞いているんだって話しですけど。
少なからず書いている僕は楽しいはずです。
高校生へのメッセージなんて一生ないです。
逆に高校生からメッセージ欲しいくらいです。
はい、意味わかりませんね。

拷問の話は次の機会にということで、今回は参加してる活動の話を少し。
イカホコという名前で学生達で活動するための集団を作って、春休み後半に
上映会をしました。

作品は井土紀州監督『百年の絶唱』です。
当日は上映後に井土監督による学生とのトークショーも開催されました。
今回の活動の反省点なんてあげればきりがないですが、
動いたからこそ生まれる反省点なのでそこはすごくよかったなと思います。
かなりヒドイ部分もたくさんあったと思うんですよ。
でも、そんな我々に大人の方達が本気で関わってくれました。嬉しかったです。

学生主体だと確信犯的に人を巻き込んでいけるので気持ちがいいです。
巻き込まれた方達は運がなかったと思ってあきらめて下さいね。
活動は続く方向なのでみなさん何卒よろしくお願いします。
こんなことやっていると批判もたまに受けることがあるんですけど、
いちいちそれに合わせて方向変えてたら生きていけないです。
誰かが西でも誰かは東に行ってしまいます。
そのまた別の誰かは南南西ですかね。

今後、野外上映でムービー・フェスティバルなんてできたら面白いと思うんですけどね!!
お祭り的な感じで。
それではみなさん、いろいろと忙しくなってきていますがお互いがんばりましょう。
さようなら〜。

(日本映画大学 映画学部 1期生)

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